《MUMEI》

「ほら、出来たよ」
花形の手鏡を俺に手渡す

なんでそんな可愛らしい鏡なんか持ってんだろう?

「あぁ、こんな鏡僕みたいなおじさんがもってって思ってるよね(笑)」

こくりと俺は頷いた

「これね、姪っ子から貰ったんだ、あっ今日会うのとは別に姉がもう一人いてね、このヘアゴムも貰ったんだよ、使ったりはしないんだけど…捨てられないから。」

困ったように透さんが笑った。


「三人兄弟なんですか?」

「いや、四人なんだ下に妹がいる」

「女の人ばっかりなんですね」

「そうなんだよ…僕、小さな頃は女装とかもさせられてたんだ…」

俺は驚いた、だって透さんてば、実はカッコイイから…

「僕より、時雨のほうが似合うかな」
クスッと透さんに笑われた

俺は自分で顔が熱くなるのを感じていた。

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