《MUMEI》
コンシーラー
数日後…
『真人〜♪』
学校で、毒姫に声を掛けられた。


『え?何?』
条件反射で身構える。


『んふふん…そんな身構えなくても、大丈夫よ…、手退いてるから。』


…本心かな?


『目の下の…クマ、酷いよ…』
そう言って鏡を見せる毒姫。


『あ…ホント…』


…そうなんだ…あれから毎晩…寝不足で…だって…右京ったら…


『ジィーーッ』
あ〜毒姫の目が突き刺さる。


『ハッ…!!』


『コンシーラー貸してあげるわ…はい!』
そう言って、オレに手渡し、耳元に囁く…


『やり過ぎちゃ…ダメよ…(笑)』
真っ赤になったオレを、そのままに楽しげに、走り去った。

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