《MUMEI》

『あ…すみません、ありがとうございました。』


『いいえ、良いのよ〜佐渡進くん♪』


『え?なんで…僕の名前?』


『はい、コレ!悪いけど見せて貰ったわよ。

で〜なんで、あんな所で倒れてたのかな?進くんは…』


『あ…の、家出しちゃって…泊まるとこなくて…丸1日食べてなくて腹減って…目が回って…気が付いたらここにいました。』


『あーそー、行き倒れね〜ハハッ…じゃご飯食べさせるから、それ食べたら帰りな〜!』


『え…あの…』
進は、必死の形相で、妹の袖口を引っ張った。

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