《MUMEI》 「もう‥イヴは終わった?」 「はい、先程──クリスマスになりました」 「そっかぁ‥。ごめんね、私眠っちゃって──」 「いえ、御気になさらず」 「───────」 「如何なされました‥?」 「──ううん、何でもないの。満足‥出来た?」 「‥?」 「遠慮しないでいいからね。命令、聞いてくれてるんだし──」 「アンリ様‥?」 きょとんとする僕に、アンリ様は只微笑んで、再び横になられました。 そして間も無く、寝息が聞こえ始めたのです。 前へ |次へ |
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