《MUMEI》

 



『あらまあ…
あの子、お気の毒に』

『本当よね…』


『西村様とペアになるのは羨ましいけど…』
『どんなに良くできていても西村様のペアは
受かりませんわよね…』


どういうこと…?

「心配無用。」

「へ?」
「萌絵ちゃんはクローバー倶楽部の候補だからね☆」

「先輩…さっきと口調が…」

「普段はこうだけど。」


「あ、そうなんですか…」



少し心配になり、さりげなく小西をみる。

「彼も候補だからね。
必ず合格するよ」


「その前に…



クローバー倶楽部…って?」


「あぁ、言うのを忘れていたね。」

 

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