《MUMEI》 開けないの?と促されたが、 プレゼントくらい、蓬田に開けさせるべきだ。 おれは、 「楽しみは、とっとく」 と答えて、紙袋をロッカーにしまった。 つまんなーい、とブーイングされたが、どうしようもない。 「あ、椎名君、おはよう」 青木の声に振り返る。 「…お、はよう」 蓬田は、小さく答えて『おれ』の席へ向かった。 顔を戻すと、青木は微笑みを浮かべながら蓬田を見つめていた。 ―…なんだ?? 昨日、何かあったのか…?? 前へ |次へ |
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