《MUMEI》

『嬉しいのだ。喜んで何が悪い』

『いや、悪かねぇけどさ、お前まだ餓鬼なのによくやるなぁって』

『がっ‥餓鬼とは何だっ』

『うおいっ‥何だよまた‥』

『‥別に‥』

『お、そうだ──』

『‥?』

『一応寝床確保してあっからさ、ひとまず今夜はそこで休めよ。なっ』

『‥、ああ‥済まぬな』

 その後雛菊は草助に連れられ荒ら家に入り夜を明かした。

 そして昼間に団子屋を見付けて奢ってもらい、稽古を付けてもらい──今に至る。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫