《MUMEI》

俺「酔い潰れて、アキラさん家でねてたとき、
目が覚めたら…やってたの…」

麻美「…うそぉ…」

俺「スゲーモノみちゃったょ…」
「アキラさんのタイミングに合わせて、エリがパッと口で…」

「バフッ!」
おしぼり飛んできた

エリ「今すぐ忘れなさい!」

麻美「エリの裸見たの?」
アキラ「どうせ、昔見てんじゃん」

麻美「アキラさん、平気なの?見られて」

エリ「アキラは変態なんだよ、知ってる人に見られるなんて最悪ょ」

アキラ「あの後、優斗、しばらく俺の事無視してたもんな」

麻美「…理解できない…」
麻美が真顔で言った

アキラ「人それぞれだよ」
麻美「エリは?平気なの?」

エリ「へーきじゃないけど…いまさら、どうにもならないし…」

アキラ「エリは、俺に合わせてくれてるんだ」

「優斗が普通の男だったら、今俺達は、酒飲んでないよ」

麻美「…」

アキラ「麻美ちゃん、昔の彼さぁ、変わったって言ったろ」
「想像だけど、麻美ちゃんが変えたのかもしれないよ」

麻美「どう言う事ですか?」
麻美がムッとした顔をした
アキラ「どんなに抱いても、心抱けなかったら、辛いぜ」

麻美「…」

アキラ「どういう経緯でも、何度も身体合わせれば、情はわくよ…」

「男も女もね…」

「お互いが、気持ちを育てて行けなけりゃ、終わりはくるんだ」

「これ、現実ね」

麻美「何が言いたいんですか?」

アキラ「優斗の良いとこ、悪いとこ、両方見て、真っ直ぐ向き合いな、」
「優斗も、だぞ」

「出来なきゃ、難しいよ、お前ら2人は…」

エリ「ちょっとアキラ、」
アキラ「男はね、惚れた女の前では、格好悪くなるんだ、女と違って女々しくなるし、…わかってあげてくれよな…」

俺「大丈夫だよ、アキラさん、元々、俺、格好悪いから…」

エリ「麻美、アキラ、口悪いけど、心配しての事だからね」

麻美「…うん…」

アキラ「盆休みまでもったら、旅行連れてってやるよ、伊豆の海に」
アキラさんがニヤっとした

麻美「そんなに、私達って難しいのかなぁ?」
「馬鹿にされてる気がする…」

アキラ「難しいと思う、乗り切れれば、確かな絆になると思うよ」

「好き過ぎると、難しいんだよ」

麻美「…」

アキラ「さて、帰ろうか、エリ、帰ったら一発やろうな」

麻美「…」

麻美、不機嫌なままだった
帰り道、麻美はあまりしゃべらなかった

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