《MUMEI》 翌年〜般若姫は、女の子の赤子を産んだ。 名を玉絵姫(たまえひめ)と言う。 般若姫は〜用明天皇の言った通りに、玉絵姫を真名野長者と玉津姫に預けて、お供千人と一緒に船で都を目指した。 最初は順風に都を目指していたが〜周防国(すおうのくに)田浦(現在の山口県)にて暴風雨にあった。 般若姫は〜玉津姫から御守りとして授かった『一寸八分観音像』を荒れ狂う海へと投じて難から逃れた。 前へ |次へ |
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