《MUMEI》 「ニャー!ニャー!」 そこにはダンボールの中に入った、あの時と同じ小さな白い子猫がいた。 「可愛い子猫、でも捨てられたんだね。」 「うん…。」 ましろはしゃがみ、子猫を抱っこした。 「ニャー!」 子猫は可愛らしく鳴いた。 「あなたは覚えていないと思うけど、あの時はごめんね。」 「ニャー!」 子猫がいいよっと、言ったような気がした。 前へ |次へ |
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