《MUMEI》

「子猫は入りませんかぁ?」


ユナセは投げやりの感じで言った。


ましろは少し驚いた顔をしたが、優しく笑い子猫を撫でた。


「あっ!ママ、猫ちゃんだよ!いいなぁ!」


小さな女の子が、お母さんと手を繋ぎながら子猫を指差した。


きっと買い物帰りなのだろう、お母さんの手には買い物袋があった。


「ねぇママ!猫ちゃん!」


女の子はお母さんの手を放し、ユナセの元に走った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫