《MUMEI》 「はい、捨てられたっていうのに明るいですよね。」 ましろもしゃがんで、優しく子猫を撫でた。 「ねぇお姉ちゃん、猫ちゃんの名前は何て言うの?」 「まだ名前は無いんだ、捨て猫だからね。」 「す、捨て猫…。」 すると女の子の目から、ポロポロ涙が落ちた。 「あっえっ?もしかして私が泣かした?」 ましろは慌てながら、ユナセを見た。 ユナセはうんと頷いた。 前へ |次へ |
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