《MUMEI》

「えぇー!?ごめんね?お姉ちゃんなんか酷いこと言った?」


ましろに
思い
あたるものはない


私何言ったんだろう…


「ごめんね、お姉ちゃん謝るからもう泣かないで。」


女の子は横に首を振った。


「この猫ちゃん、捨て猫なんて可哀想、私考えたの、もし私が猫で捨て猫だったらって、そしたら凄く悲しくて、寂しくて…」


女の子はまたしても泣き出してしまった。

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