《MUMEI》 船は周防国田浦大畠浦に漂着し、地元の村人に救出された。 しかし般若姫は…介抱を受けるが、数日後に他界してしまう。 般若姫…享年19歳 般若姫の死を悲しんだ真名野長者は、姫の菩提を弔う為に〜中国の寺へ黄金三万両を贈った。 すると、中国より蓮城法師が長者の為にやって来た。 長者は、満月寺を建立して法師の居として〜石仏の制作を依頼した。 蓮城法師は数年の歳月をかけて、深田の里一帯に石仏を彫った。(現在の国宝〜臼杵石仏) その後…推古天皇の時代に、真名野長者は97歳、玉津姫は91歳で、この世を去った。 今は昔の物語… …終わり… ☆般若姫が海に投じた『一寸八分観音像』は、その後〜大魚の腹の中から発見され、聖徳太子(用明天皇の皇子)の命により豊後国蓮城寺に差し戻された。 前へ |次へ |
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