《MUMEI》

「優しい天使…そう…ありがとう。」


ましろは女の子の頭を優しく撫で、マシロの頭も撫でた。


「さぁ行くわよ。」


「はーい!じゃあねお姉ちゃん、お兄ちゃん!」


女の子は満面の笑みを見せ、お母さんと一緒に歩いていった。


ましろとユナセは立ち上がった。


「あの猫、絶対幸せになるね。」


「当たり前でしょ、だって私と同じ名前がついてるんだから。」

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