《MUMEI》

「まぁ、そんな所です。」


ましろはおとなしく待っている、美翠を見て微笑んだ。


「私もたまに見に行くのよ。」


「そうなんですか。」


「えぇ、花ヶ丘行きバスが出ているから、それに乗って花ヶ丘で降りてね。」


「はい、分かりました、ありがとうございます。」


「楽しんでらっしゃいね。」


優しいお婆さんは、笑顔で歩いて行った。

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