《MUMEI》 三竦みな恋模様『奥様、そろそろ戻りませんと…風が冷たくなりました。』 家政婦さんが菜江さんを迎えに来た。 『あ、じゃあ〜僕もこれで、失礼致します。』 僕は〜門までの道程をゆっくり庭を眺めながら歩いた。 もう一度桜の花を観たくて振り向いた。 『ゲッ…』 視線の先には…中年男の姿。 僕は、立ち竦んでしまった。 『あ…』 もう一度、屋敷に目をやれば…二階の窓には菜江さんの姿…癒された…。 『うわーっ…』 最後に桜の木に目を移せば〜三人の視線が絡み合う… 三竦みな恋の始まりである…。この際〜誰が、蛇か蛙かナメクジか…言いっこ無しである。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |