《MUMEI》

「えっ!」


私は霊を見ることしか
出来なかったのに
美翠ちゃん…
私に触っている…


不思議だ…


私も成長したって
ことなのかな?


「美翠ちゃん、走ると危ないよ!」


『大丈夫大丈夫!』


美翠はニコニコしながら走った。


「美翠ちゃん、チケット買わないと。」


『チケット?』


美翠は立ち止まり、ましろの顔を見上げた。

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