《MUMEI》

「うん、中に入るためにはチケットが必要なの。」


『ふぅーん、でも大丈夫だよ。チケットなんか必要ないから!』


美翠はましろの手を握ったまま、また走り出した。


「あっ!美翠ちゃん!」


美翠はどんどん先に進み、人が立っているゲートを通り抜けた。


「えっ?」


ましろは振り返り、ゲートにいた人を見たが、ただ立っているだけだった。

前を見ると、大勢の人がいた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫