《MUMEI》

『ハアァーーッ!』
何度目かのため息…


屋上のフェンスに凭れて…手紙を眺める。


可愛い橋迫の為に〜渡してやんなきゃ…な。


ガバッ…
『うえっ〜?』
突然、後ろから抱きすくめられた。


『ま〜さと(笑)僕だよ』
右京出現!


『あ…ははっ』


『ん?何…それ?』
手に持った手紙を見る。


『あ〜お前にラブレターだよ。ほいっ!』


『え?真人から?』


『や、違うぞ、一年の生徒からお前にってさ…確かに渡したからな、ちゃんと返事をしてやれよ!じゃな…』
右京を置いて、慌てて、逃げ去ってしまった。

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