《MUMEI》 霊たちの記憶ましろが辺りをキョロキョロしていると、いきなり眩しい光が射し込んだ。 「眩しい…!!」 ましろはあまりの眩しさに目を瞑った。 光が収まった頃に、ましろはゆっくり目を開いた。 するとそこには、観覧車に乗っている美翠と、美翠のお母さんが見えた。 「ママ!パパ見えるかな?」 「パパは見えないわ。もっと遠い所にいるの。」 そのとき美翠のパパは、仕事で遊園地には行けなかった。 前へ |次へ |
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