《MUMEI》
さよなら
私は
涙を止めたかった


笑顔で
見送りたい…


泣いた顔で
見送りたくない…


『あっ…ママ、来たみたいだね。』


『そうね。』


何が来たの?


ましろは顔を覆っていた手をどかした。


『ましろお姉ちゃん、バイバイ!』


『さよなら、ましろさん。』


2人はあの時のユナセように、光り出していた。

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