《MUMEI》
最高の笑顔
美翠はましろに向かって、笑顔で手を振った。


ましろも涙を流しながら、最高の笑顔を作り手を振った。


「美翠ちゃん、ママの手離しちゃダメだよ!」


『うん!』


美翠はお母さんの手を強く握りしめた。


美翠と美翠のお母さんは、ゆっくり消えていった。


「大丈夫ですよ、私が責任を持って連れて逝きますから。」


その時、美翠が消えた辺りから声が聞こえた。


もしかしたら
死神
だったのかもしれない

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫