《MUMEI》 カラ何も記憶がないです。 気がつけば父さんのアパートでした。 「兄ちゃんは!」 ぼくは見つかるはずないと、知っています。 「正平、昌兄ちゃん何か言ってなかった?」 母さんが聞きます、眠そうな目です、父さんも同じでした、きっと二人とも兄ちゃんを心配して寝てないのです。 「ううん、分からない」 ごめんなさいと、思いました。 兄ちゃんはぼくにいっぱい助けてと叫んでいました。 兄ちゃんがいそうな場所は一つしか思い付きません。 これ以上、兄ちゃんを裏切ることは出来ません。 兄ちゃんに会いたい。 前へ |次へ |
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