《MUMEI》

ぼくは 醜い
体は ぶよぶよに膨らみ 肌は そこらじゅう岩のようなコブにデキモノ ゴミのようなニオイ

鏡に映る ぼくを 見るのが なによりツライ

ぼくは 生まれたときから 一人ぼっち

だからといって
慣れはしないから ぼくは ナミダも出るし    サビシイ

ぼくは 声も 醜いから ぼくが 誰も 近付かない 森に 隠れて 毎晩毎晩 ナミダを 流すと
いつの間にか ココは  『バケモノの森』と 呼ばれるように なっていた

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