《MUMEI》

ぼくは 長い間 古びた お家に 一人ぼっちで 本を読みながら 住んでいる

お気に入りは 『走れメロス』 友達というものを 知る きっかけになった

一度だけ 友達を 探しに 森を 出た

何度も 練習した 笑顔で 男の子に 笑いかけると

『バケモノだ!誰か 食べられちゃうよ!』

それを 聞いて 集まった 人は 沢山の 石を 投げ付けて こう言った


『バケモノ、その子から 離れろ!殺してやる!』



ぼくは 森に 一人ぼっち


サビシイ、カナシイ
もし ぼくが みんなと 同じだったら 一人ぼっちじゃなかったのかな?

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