《MUMEI》

『センセー!ありがとう!』
橋迫が、満面の笑顔で現れた。


『ああ、良かったな!上手くいったんだろ?斎藤と…』


『うん!でね〜今度の休みに、遊園地に行くんだ!えへへっ…』


『おー、そっか〜初デートだな。頑張れよ。』
ちょっと…羨ましいオレ。


『センセ?』


『あ、なんでもないよ(笑)』


だって…オレは教師で、右京と二人っきりでデートなんか出来ないから…


何処かに行きたいなんて…言えないよな。

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