《MUMEI》
初デート
『真人〜』


『何?問題解けた?』


『あのさ…斎藤達、上手くいったみたいだな…斎藤なんて、ニタニタしててさ…』


『あ、橋迫もそうだよ〜遊園地行くんだってヘラヘラしてんの…』

そう言って、寂しそうな顔の真人。


キュン…
僕は、真人をそっと抱き寄せて…囁いた。


『でね…僕らも、一緒に行く事にしたから…一緒に、デートしょう?遊園地好き?』


『!?』
真人は、大っきく見開いた瞳で、オレを見た。

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