《MUMEI》
プール
アキラ「よう、あれ、麻美ちゃんは?」

俺「エリと一緒に来るって」

アキラ「じゃあ、飲んで待つか」

アキラさんが、ボーイを呼ぶ

アキラ「優斗はビールか?」

俺「はい」

スゲー…プールっていっても、俺の想像とは違ってた 
植彩が綺麗にあって
ボーイさんが あちこちに居る

泳いでるのは、家族連れの子供達ぐらいで

ビーチベットで本を読む人や、音楽を聴く人や

映画で見るようなリゾートの風景だった

エリ「お待たせ」

アキラ「遅いよ、もう飲んでるぞ」

アキラさんが手を上げてボーイを呼ぶ

アキラ「何飲む?」

エリ「私はアイスコーヒー」
麻美「私も」

でっかいパラソルの下で ゆったりとした時間を過ごしてた

俺「いいなぁ、こういうの」

麻美「素敵だね、アキラさんに感謝だね」

エリ「いいのよ、約束だったんだから」

アキラ「麻美ちゃん、感謝の気持ちあるなら、水着披露してよ」

エリ「…エロいよ、顔…」
あきれ顔のエリ 

麻美、わらってた

エリ「お酒飲んでる人達、ほっといて、泳ごうか?」
麻美「そうね」

麻美とエリが、水着になってプールに行った

アキラ「良い眺めだなぁ」
俺「ほんとだ」

アキラ「だろ!」

俺「いや、アキラさん、顔、エロいっす」

アキラ「そぉかぁ?」

確かに、麻美もエリも、人目を引くなぁ

周りの男達も見てる

アキラ「優斗、もう大丈夫だろ、危ない所は乗り切ったろ?」

俺「はい、なんとか」

アキラ「よかったな、要らぬお節介だったな」

俺「しばらく、麻美、凹んでましたけど、アキラさんのおかげで、いい切っ掛けになりました」

アキラ「そっか、じゃあ、麻美ちゃん、目で犯していい?」

スゲーエロ顔しながら言った
アキラさんなりの、ジョークだ 

俺「触っちゃダメっすょ」
アキラ「わはははっ」
「優斗にも、心にゆとり出来てきたんだなぁ」
「いい事だ」

ニンマリ顔のアキラさん

確かに、以前とは違い、
麻美の事を、大きな心で見てられるようになった気がする

夕方なのに、日差しはまだ強く
けど、風が心地よく感じた 

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫