《MUMEI》 楽しい日々夕食、いや…酒盛りだな… 麻美「きゃっ、エビ、動いたぁ」 俺「新鮮なんだね」 アキラ「優斗、食ってばかりいないで、飲もうぜ」 エリ「いっぱい飲まして潰しちゃってよ、バカ、アキラを」 エリが俺に言った 俺「エリ、ご機嫌斜めなの?」 麻美が笑った 俺「アキラさん、また、何かしたのぉ?」 アキラ「いや、させてくれない」 エリ「あたりまえです!」 俺「?」 麻美を見た、目で、どおしたの、と聞いてみた 麻美は、笑いながら 麻美「あっ、これ、美味しい!」 答えない エリ「麻美の水着姿見てから、ずーっと、エロモードなんだよ!」 「麻美ちゃん、スタイルいい、とか、 麻美ちゃん、意外と胸あるとか」 「優斗、いいの?、ヤラシイ目でみられて!?」 俺「アキラさん、目で犯すって言ってたよ」 エリ「…」 麻美、大爆笑 麻美「私、犯されちゃうの」 俺「まぁ、2人とも、ビキニ着るぐらいだから、見られてる事ぐらい、わかってるんじゃない?」 エリ「そうじゃなくて、麻美の事、誉めながら、迫られても、スル気にならないでしょって、言ってんの」 「パシッ!」 アキラさんの足を叩く音が聞こえた 麻美「優斗も、エリ見てたよね」 エリ「うん、胸元見てたね」 麻美「変わらないよねぇ」「昔っから」 エリ「そうだね」 アキラ「なになに?」 麻美「優斗、昔っから、チラ見癖あるんですよ、特に胸元」 「自分じゃ、気付かれてないって思ってるみたいだけど」 エリ「女の子は、気付いてるんだよ」 意地悪そうに、エリが言った 俺「だって、自然と目がいっちゃうんだもん」 エリ「会社でそれやると、女子に、ひんしゅく買うから気を付けなよ」 麻美「セクハラになるよ」 笑いながら言う アキラ「優斗、会社、女いっぱい、居るの」 俺「居ますよ、普通に」 エリ「麻美、心配じゃない?」 麻美「…ちょっとね」 麻美が俺を見た アキラ「麻美ちゃんは?」 麻美「私は事務センターだから、女の子ばっかりです」 俺「でも、ナンパされたんでしょ」 エリ「ホント、誰に?」 麻美「ナンパっていうか、食事誘われただけだよ」 エリ「同じ会社の人?」 麻美「出入りのエンジニアの人」 エリ「何て言ったの」 麻美「丁重に断りましたよぉ」 俺を見ながら、麻美が言った アキラ「まぁ、声ぐらい、かけられるよな」 エリ「私らぐらいになればね」 麻美「めんどくさいよね」 麻美とエリが、笑いながら言う 俺、ちょっとヤキモキ… アキラ「優斗、心配しても始まらないぞ」 俺「別に…」 エリ「顔に、心配だぁ、って書いてあるよ」 麻美「優斗、嫉妬深いからね」 俺「…」 アキラ「麻美ちゃん、嫌じゃないの?」 麻美「なにが?」 アキラ「男のやきもち」 麻美「ん?…嬉しいけどなぁ、優斗のやきもち」 アキラ「いいなぁ、エリ、嫌がるんだぜ」 エリ「嫌って言うかぁ、しつこいをだもん、アキラ…」 アキラ「…」 俺「仕方ないっすよ、俺ら、美人の彼女を持った宿命っすね、アキラさん」 麻美の顔が赤くなる エリ「…麻美、子供じゃないんだから、露骨に照れないでよ」 麻美「…あは…だって…」 アキラ「彼女かぁ、」 「優斗、俺達、秋に式あげるんだ」 俺「え!ホント!」 麻美「うわぁ、いいなぁ」 エリ「ちょっと急だけどね、」 俺「!エリ、子供…」 エリ「違うよぉ」 アキラ「ガキ出来る前に式やらないとな」 アキラさんが笑いながら言った エリ「私の、おばあさん、長くないみたいなの…」 「だから、ね、…」 麻美「どうせ、結婚するつもりだったんでしょ」 「いいじゃない」 「エリ、おめでとう」 エリ「うん、ありがと」 照れくさそうに、笑うエリ 俺「もう一回、乾杯だね、飲もう」 麻美「うん、前祝いだね、私も飲んじゃう」 楽しい夜だなぁ こんな日が、何時までも続くといいなぁ 俺は心底、そう感じてた 第3部 終わり 第4部に つづく 前へ |
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