《MUMEI》

そして、辿り着いた事実


小早川家の悲劇


原因となった魔性の美少女

神田 櫻


『…面白れーじゃねーか』


見た目は清純そうなのに、中身は男好きの淫乱なんて


『では、受けますか?』

『当然だろ?』


俺がやらなきゃ誰がやるんだ?


ニヤリと笑う俺。


山田はヤレヤレという顔をする


…はずだった。


『じゃあ、準備しましょう!先生』

『は?』

『実は先生はもう受けると思って助っ人も呼んじゃいました!』


助っ人?


『んなもんいるかよ』


邪魔なだけだ。


『だって先生、櫻さんに会うのにそれじゃあ無理ですから』


カチャッ


山田に合わせたように扉が開いた。

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