《MUMEI》

―次の日の朝―――


少し体が重かった。


いつもどうりに朝早くから朝練を始める。


足も少しだけ重かった。


??


不思議になったが、
無事に終えて家に戻ろうとする。


その時、


「颯ちゃん!」


聞き慣れた声が耳に入った。


「蓮翔ちゃん?
こんな朝早くからどうしたんだ?」


「ん?う、うん。
俺も朝練してただけっ」

「ふーん。
珍しいな、いつもはここ走ってないだろ?」


「う、うん。
ちょっと気分が変わっただけ!!」


「そうか。」


「そうそう!
今日さ、一緒に登校しない?」


「え?どうして?」


「いいじゃん!
悪い?」


「悪かねぇけど……。」


「っしゃ!
じゃあ決まりっいつもの交差点で待ってるからな!」


そう言って、走り去って行った。


「変な奴。」


いつもと何処か違う蓮翔ちゃんに不平を言いながらも、
家に戻って行った。

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