《MUMEI》
到着、海
「うわぁ〜〜・・・・」
男衆を追い出して、馬車で着替えて海へ。
空は快晴。風も気持ちよく海面も穏や・・・!!
「ふふふふ、遅いですよマータロット!!」
「きゅ〜〜〜!!」
二人の暴走スイマーによって海面が・・
ドバ〜〜〜ン!!
バシャ〜〜〜ン!!
戦場の如く・・
「何故でしょうか、隊長の意外な一面を見て目から涙が・・」
岩の上に脱ぎ捨てられたアルトレア将軍の服を畳みながらヴィアが落ち込んでいる。
どうやら水着は服の下に着込んでいたらしいが・・
「俺は胃に穴が開きそうだ。」
バンプがしみじみと空を見上げてる。
「・・・・・・は・・ははは・・」
清は清で砂浜に座り込んで「の」の字を書いてるし・・
「清、せっかくの機会です、過ぎた事は忘れて楽しみましょう。」
ロゼ様・・優しいなぁ。
「・・そうだな。過去に拘っちゃダメだよな・・」
「もっとも・・私の友人である彩詩さんに対してあのような暴言を吐いたことを私は、忘れませんけど。」
「え・・・・・・・」
追い討ち!?
いや、清だからイイケド。

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