《MUMEI》
魔女の考察
「やれやれ・・騒がしいことだ。」
ハンディングさんは、ビーチパラソルの下で傍観中。
「ハンディングさん、泳がないの?」
「我はこうして見物しているだけで十分楽しめる。それに我の体は・・少々見苦しいのでな。」
フードこそ取っているものの、いつものローブ姿のハンディングさん。

砂浜で激戦を繰り広げている。
ビーチバレー・・らしき風景。
チーム分けは・・・・
Aチーム、彩詩、ロア、式夜、清、アルトレア、アーシャ、バンプ、シンギ、想花、琴、ロシュ、パーシバル。
Bチーム、エミ、アイズ、リアム、レイ、ごま、ボンカー、ロゼ、トモ、ヴィア、オデッセ、リース、狩月。
我が思うに・・・類は友を呼ぶのだろう。
隣には禾憐だったか・・風水士が座っておるが、おそらく最も賢明な判断であろう。
負けず嫌いの彩詩のことだ・・きっと・・・・・

「彩詩様!!」
「了解!てりゃあああああああ!!」
飛んできたボールを思いっきりスマッ・・
ズドドドドドドド!!
「ふ・・彩詩には打たせないよ!!」
エミが銃で強引に軌道変更。
「なああああああ!!」
スカッと空を切る彩詩の手。
ポイントはBチームに。

「・・・上等!絶対勝つよ。例え・・何をしても!!」
「「おぉ〜〜!!」」
「声が小さい!!」
「「おぉ〜〜!!!!!」」
「ふっふ〜ん!彩なんかに負けないよ〜だ!!」
「きゅ〜!!勝つのだ!!」
凄まじい熱気だ・・

「・・確かに、見てるだけでも十分楽しめそう。」
「ここならば被害も出ないだろうしな。」
やはり、普通のルールで試合をするつもりは無いらしい。
武器を構えていた時点で・・おかしいとは思ったのだが・・・
ビーチバレー・・らしき試合はどんどんヒートアップしている。

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