《MUMEI》

『まあ、コーヒーでも淹れるから、座って』教授に促され、椅子に座る。


『君は〜あの姉妹の身内か何か?』


『あ…いえ、僕はただの居候です。』


『なんだ〜そっか、あの姉妹のバックヤードは謎のままか…』


『??』


『不思議な店なんだよね〜世界中探しても見付からなかった、幻の初版本が普通に置いてたり…謎の楽器や民族衣装があったり…


あの姉妹も…ねえ、君はあの二人の名前知ってる?』


『あ…そう言えば、名前知りませんね。』


『だろ?なんかさ…ミステリアスだよね…


学者魂が疼くんだよね…こう…とにかく、二人共に美人だしね…』


『はあ…』
教授…結局、美人さんだからですか(笑)
佐渡くんは〜教授の部屋を後にした。

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