《MUMEI》
予想通り・・
「はっはぁ!くたばれ清!!」
オデッセがボール(魔法で強化済み)を高速で叩き込む。
無論、清をきっちり狙って。
「はっ、遅い!!」
ひらりと避ける清。
ポイントはもちろん、Bチーム。
「何避けてんだ!こんのヘタレ!!」
「ルール知らないなら帰れ!!」
「むしろ当たって砕け散れ!!」
味方から凄まじいブーイング。
「ぃ・・そこまで言わなくたご・・」
「失礼。手が滑りました。」
アルトレアが味方の清にサーブを叩き込んだ。
どうやら・・彩詩に負けず劣らず、負けず嫌いのようだ。
「今のはノーカンだからね!!」
「え〜!!彩セコイ!!」
「ふっふっふ・・問題ありませんよ、彩。一点程度即座に取り返して見せます!!」
キラン!っとかっこよくエクスカリバーを構えるアルトレア。

「ハンディングさん、現状をどうぞ!!」
・・・・・・・どうやらこの風水士もお祭り好きらしい。
なぜ我が解説をせねばならんのだ。
「ハンディングさん?」
「・・聞く相手も居らぬであろうに。」
「む〜・・私が聞きたいだけだったりします。」
やれやれ・・
「最終的には死屍累々であろうな。」
「あ〜・・それ言っちゃ元も子も・・」
「なに、どうであろうと過程は十分複雑怪奇な見世物になるであろう。それで良いではないか。」
「なるほど・・確かに随分滅茶苦茶になってますね〜・・」
ズドオオオン!!と砂浜が爆発してる。

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