《MUMEI》
修羅、シュシュシュ!
坂崎先生〜菜江さんはスルーですか?
…あ、菜江さんの笑顔が凍り付いた。


キッ!とした視線で僕を睨む菜江さん…僕は…別に…


『宇佐美くん…書斎で話そう…』
僕の肩に手を置く坂崎先生。


坂崎先生の肩越しに、般若顔の菜江さんが…怖いです、先生は気付いてない様子…。


『あ…の…』
然り気無く、僕の腰に手を回し書斎へ歩き出した坂崎先生…


勘弁してくれー!!
心の中で叫んだ僕だった。

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