《MUMEI》

「夢が──現実に‥?」

「はい」

「──うん、そうだね」

アンリ様が笑顔になられたのでホッとしながら懐中時計を見ると、2時を回っていました。

「本日の紅茶は──如何なさいますか」

「今日はね──‥ミルクティーかな」

「御菓子は何に致しましょう?」

「リュートは──何が作りやすい?」

「今まで作らせて頂いた物ならどれでも」

「じゃあ、クッキーをお願いしていい?」

「──畏まりました」

では──支度を始めましょうか。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫