《MUMEI》

一人で 森へ 行く 姿を 窓から のぞき見て
どうしようもない ぼくの 醜い部分が お気に入りだった本を 投げた


それは あまりに 難しくて 読めなかった 本棚へ ぶつかって
ばらばらと 分厚い本が 落っこちた

ぼくは みじめな キモチに なりながら 片付ける

そのうちの 一冊が あの子と 離れないでいる ための ひらめきだと 思ってしまった ぼくは 
本当に 醜い

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