《MUMEI》 恐ろしい桜(蒼視点)何だってんだ… 俺は櫻の横にいたが、櫻のように桜の幹には寄りかかっていなかった。 ゴツゴツしてて、痛そうだし 俺は、高級ソファーの感覚に慣れてるから、絶対嫌だった。 なのに 櫻が必死で頼みこむから 上目遣いで俺を見上げてくるから 仕方ねーなー 騙されたら、即、ヤルか。 何かこいつ俺の前に来たヤロー共の事、全然覚えてないみたいだけど もしかして、処女かもしれないけど それならそれで、いいか。 ま、それも、櫻が俺を騙してただらけどさ。 何となく、櫻を信じてる自分がいて、びっくりしながらも 俺は、ゆっくりと背中を桜の樹に その、太い幹に、付けた。 … … そして、俺は 櫻に 騙、された 前へ |次へ |
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