《MUMEI》

『悲さん、貧ちゃんは元気?相変わらずなんでしょう?』


『えーえ、もう元気ですよ!暗の所に入り浸って〜孫を抱いてますよ(笑)』


『去年産まれたのよね、確か…』


『はい…。』


暗と稚麻ちゃんは、結婚して、直ぐに妊娠して…男の子が産まれた。


お父さんの喜び様は〜異常な位だった(笑)


私は…私は…可愛いと思うより先に〜産まれた赤ちゃんに齋の面影を探してしまっていた。


それに気付いたら…暗の所に行けなくなってしまった。稚麻ちゃんにも悪いし…。


『悲さん?どうかしましたか?』
弁天様が優しく微笑む。


『あ、いえ〜では私は失礼します。』
そう言って部屋を出た。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫