《MUMEI》 『悲さん、貧ちゃんは元気?相変わらずなんでしょう?』 『えーえ、もう元気ですよ!暗の所に入り浸って〜孫を抱いてますよ(笑)』 『去年産まれたのよね、確か…』 『はい…。』 暗と稚麻ちゃんは、結婚して、直ぐに妊娠して…男の子が産まれた。 お父さんの喜び様は〜異常な位だった(笑) 私は…私は…可愛いと思うより先に〜産まれた赤ちゃんに齋の面影を探してしまっていた。 それに気付いたら…暗の所に行けなくなってしまった。稚麻ちゃんにも悪いし…。 『悲さん?どうかしましたか?』 弁天様が優しく微笑む。 『あ、いえ〜では私は失礼します。』 そう言って部屋を出た。 前へ |次へ |
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