《MUMEI》 菜江、風邪を引く!『え!菜江さんが、風邪で寝込んでるんですか?』 僕は、坂崎邸で声をあげた。 『そんな…』 坂崎先生の暴走を止める、最強ストッパーの菜江さんがいないなんて… でも確かに、風邪を引くよな、雨に濡れてたし、身体弱い設定だったし… 『あ、僕は帰ります。』 家政婦さんに、そう告げて、玄関を開けた。 『アギャ!!』 『やあ、宇佐美くん!待たせたね。』 玄関の外には…坂崎先生。 『や…お早いお帰りで…。』 心臓に悪いし…。 当然の如く〜腰を抱かれ、書斎に連れ去られる。 『あ、原稿を頂きに伺っただけですから〜直ぐ帰りますので…』 『何を言ってるんだい、宇佐美くん。こんな都合の良い日に…』 …坂崎先生〜僕には、物凄く都合が悪い日です… 前へ |次へ |
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