《MUMEI》

………
俺「…うっ…!」

麻美の口の中に… 

麻美、ゆっくりと、搾り取るように
唇を…

「チュッ」先っちょにキスしてから
「ゴクン」と、飲み込んだ 
俺「…」

スゲーやらしい、仕草だった

麻美「…まだ、喉に居る感じがしゅる…」

俺「…麻美…」

麻美「初めて飲んだぁ…」「美味しくは、ないんだね」

俺「初めて?」

麻美「うん、優斗のなら、へーきかなって…」
「口、濯いで来ていい?」
困り顔の麻美 
 
 
麻美が洗面所に居るときにインターホンが鳴った

カメラには…
俺「アキラさん!」

麻美「えっ!」

麻美がこっちを見た

また、鳴った

俺『はい』

アキラ『優斗、話があるんだ』

俺『ちょっと待って下さい、直ぐ電話しますから、そこで、待ってて下さい』

麻美『私、髪ぐちゃぐちゃだょ』

俺『とにかく、服来て、麻美』

慌てふためいてた、俺達

玄関のインターホンが鳴った

アキラ『勝手に来たぞ、優斗』
でかい声だった

オートロック、開けてないのにぃ… 

誰かが出入りするときに、一緒に入ってきたんだ

麻美が、洗面所に隠れて、服を着てる

俺がドアを明けると
アキラさんとエリが、入って来た

アキラ「優斗」

アキラさん、正座して

アキラ「俺達、結婚、白紙に戻したんだ」

俺「えぇ゙!!」

俺はエリを見た

エリがうなずいた

アキラ「どんなに詫びても、お前に許して貰えるとは思わない…」

俺「ちょっと、待って」

エリ「聞いて、優斗」
「何年かして、そのとき、状況が許せば、アキラと一緒になるつもりだけど」

アキラ「優斗、気がすまないなら、エリを犯してもかまわない」

俺「な!何言ってんの?!」

エリ「私達だけ、幸せになるわけ、いかないの」

アキラ「俺を殴りたいなら、殴ってくれ」

エリ「許してとは言わない、気の済むようにして、
何でも受け入れるから」

涙目のエリ

アキラ「金で済む事じゃないけど…金だって」

俺「いい加減にしてくれぇ!!!」

俺は怒鳴った

俺「俺にも、話させてよ…」

アキラ&エリ「……」

俺「誰のせいでもないでしょ」

エリ「私達の気が済まないのよぉ!」

エリが泣きじゃくりながら叫んだ

俺「だったら、ワガママ聞いてもらうよ、嫌とは言わさない!」

アキラ「わかってる…」

俺「予定通りに式あげて、これは、命令ね」

エリ「優斗ぉ」

俺はエリの言葉を遮り

俺「おいで、こっちに」

洗面所に向かって言った

麻美「…こんにちは…ご迷惑おかけしました…」

顔、半分だけ出して、麻美が言った

エリ「麻美!!」

アキラ「!」

俺「麻美なら、連れ戻したから…何も心配しないで」
アキラさん、涙見せた…

アキラ「……よかったぁ……よかったぁ…」

エリが麻美にかけより

エリ「麻美ぃ、麻美ぃ、ごめんなさい、ごめんなさぃ………」

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