《MUMEI》
昔話をしよう!
庭の中心にある、桜の樹の花弁が〜辺りを薄いピンクに染め上げていた。


坂崎先生も暫し、煩悩を忘れて、桜の前に佇んでいたようだ。


『昔〜この庭で、不思議な少年にあってね…』


坂崎先生は、突然、昔話を始めた。


『は…あ…』
まあ、手を出されるより、マシなので黙って聞いて見る。


『その少年との出会いが、私がBL小説を書くキッカケになったのだ。

ほんの数時間の出会いだったがね、何処の誰かも知らないけれど…

今思えば〜桜の精だったのかな?


宇佐美くん、少し君に似てたよ…』


…う、坂崎先生。本気で落としに来ましたね…負けませんよ、僕は。

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