《MUMEI》

アンリ様は、木苺摘みをなさるのは初めてとの事。

ですから、とてもわくわくしてらっしゃるようです。

僕も、言葉を聞いたきりで木苺摘みは初めての事。

「わぁ──」

「赤いものなら摘み採って大丈夫なようですよ」

「うん、分かった」

アンリ様は早速、木苺を摘み採り始めました。

「これ、お菓子に使えるかもね──」

「そうですね、では本日は──木苺の御菓子を御作りします」

「わぁ、楽しみっ」

「──余ったら──ジャムにしても良さそうですよね」

「うんっ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫