《MUMEI》

アキラさん、エリに責められてた

エリ「失心してみたいなぁ」

麻美「毎回なったら、気が狂うよ」

エリ「それでも、してみたいなぁ」

エリ、半分からかってるんだ…

アキラ「状況だろ!」
「別れるつもりだったのが…」
「…」
「すまん、…この話題、無しだよな…」

エリがアキラさんに、
「バカ」と小さい声で言った

麻美「気にしないで、」
「ホントの事だし…」

「そうかもね…状況かなぁ…」

アキラ「…」

場が、重くなった気がした 
麻美「…アキラさん」

アキラ「ん?」

麻美「私ね、覚悟決めたんです」

「優斗に、捨てられるまでは、何があっても、離れないって…」

「怖いけど…嫌われたらって考えると…」

「春奈にも、言われたの」「優斗に、甘えるとこ、甘えて、それ以上に、尽くしなさいって…」

「あんな目にあった私を、優斗は、優しく迎えてくれた…」

「約束やぶった、私を、
捜し出して、連れ戻してくれた…」

「だから、もう、優斗が傷つく事がないように、…」
「精一杯、前向きになるって…」

アキラ「…うん…心配だけど………俺が言う言葉じゃ…」

麻美「つまらない話し、させて下さい」

アキラ「…?」

麻美、グラスを置いた

麻美が正座した

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