《MUMEI》
階段
僕は西校舎の階段の下でマネキンと間違えるぐらい真っ白い肌の女の子と出逢った。
綺麗と言う言葉は似合わないけど、とても可愛いイメージの女の子だった。
「君…名前は?」
ナンパにとられ兼ねない言葉を言った事に気付いたが、僕はそうする事しか出来なかった。
「あなたは?」
そう言った彼女の顔は今でも忘れられない。
「政宗…。君は?」
彼女は笑いながら僕の方に走って来た。
「唯子だよ。」
そう耳もとで囁いて「じゃあ またね」
と言った。
「またね」の意味が分からないまま、胸が締め付けられるような衝動に駆られ、その場に立ち尽くした。


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