《MUMEI》

俺は勝手に、皆のお酒を頼んだ

俺「飲みましょう」

明るく言った

麻美「エリ、ぱーっと飲もうよ」

アキラ「エリ…ほら、泣くなよ…」

麻美「アキラさん、優しぃ、あんな優しい声だせるんだね」

エリ、泣きながらも、うけたのか、笑い泣きになった
乾杯しなおして

アキラ「聞き流せよ」

そう言って話しだした

アキラ「麻美ちゃんが居なくなってたときさ」
「俺が式見送るってエリに言ったんだ」

アキラさん、肉を、ほうばってから

アキラ「エリ、それだけじゃダメだって言い出してさ…」
「別れるって、俺に言ったんだ」

麻美「えっ!なんで!」

アキラ「優斗の所行って、謝ってくるって、」
「許してくれなくてもってさ…」
「俺、意味わかったんだ…」
「優斗からしたら、麻美ちゃん犠牲になって…」
「エリだけ…」
「普通、頭に来るよな…」
「だから、優斗が、切れて、エリを襲ったとしても、エリ、受け入れるって…」
「俺が、きっと、エリを許せない気持ちになるだろうから…先に別れるって…」
「他の男に、めちゃくちゃにされた後でも、愛せるなら、一緒になろうって」

「優斗と、同じ思いを、俺にさせるって、言いだしたんだ…」

麻美「エリ……」

アキラ「そしたら、優斗さ…」
「俺達が幸せになってないと、麻美ちゃん、連れて行けないからって、言ってたの……思いだしてね…」

麻美「そんな事言ったの?」
麻美が俺を見た

アキラ「どっちでも、よくなったんだ…」
「エリの気の済むように、させようって…」

麻美「…ダメよぉ…そんなの……」

麻美「昔、優斗、未遂だったから、しちゃうよね」

俺「バカ!変な事言うなよ…」

俺は一気にグラスを空け
中生のお代わりを頼んだ

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