《MUMEI》 付神アラムルは教会の扉を開け、中に入りセツも後に続いた。 教会の中は床が大理石になっていて、1人の少女が真ん中で座っていた。 後ろ姿なので顔は見えないが、少女は白と薄ピンク色のミニドレスを着ていた。 頭には白い小さなシルクハットみたいな帽子を被っていた。 「ニュタ。」 アラムルは少女に対してニュタと呼び、少女は振り返った。 少女は神に祈るように両手を胸の前で組んでいた。 前へ |次へ |
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