《MUMEI》

タロサは水晶玉から、空中に映し出すのを止めた。


「ありがとうございます、タロサちゃん。」


タロサはコクリと頷いた。


山原しろもさん
もう一度会うことが
出来ましたね

あともう1つも
きっと大丈夫ですよ


ニュタには未来が見えているかのように、心の中で呟いた。


「セツさん、良かったですね。ましろさんは誰にも殺されませんよ。」


セツは緊張の糸が切れるかのように、涙が溢れ出た。

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